『タラとニカ』

日本盤のジャケになってしまい申し訳ない思いですが、なかなか公開されない一瞬が捉えられています。
当時も今もなるべく音楽が生まれる瞬間をその空間情報とセットで捉えようとしています。
それはミックスされたり、音源使用で切り刻まれても同じで、マイクを使う限り、マイクと音源の間の空気が音楽を作っています。
 
この時は、ペアマイクの手持ちで声の大きさに合わせて前後させていますが、コンプレッサーやイコライザーでしたいことを、録音時に反映させれるので、この手法を好んでいます。
ここから筋力がいい音につながると身体への仮説を立て、食堂への道が開き始めます。
 
[CD] Tara Jane O'Neil & Nikaido Kazumi - Tara Jane O'Neil & Nikaido Kazumi - SWEET DREAMS PRESS STORE
2002年、タラ・ジェイン・オニールは、古い友人である アイダ のダニエル・リトルトンを伴い、はじめて日本にやってきました。それからの10年間、彼女は実に5回も来日し、青く燃える炎のような演奏や歌を、オーディエンスひとりひとりに手渡していきました。さて、ツアー中、彼女はさまざまな日本の歌い手や演奏家と共演してきましたが、その最初のツアーから最も多くのステージをともにしてきたシンガー・ソングライターがいました。それが二階堂和美です。今では、もはやお互いに欠かせない大切な友人同士ともいえるでしょう。 「ニカと一緒にレコードがつくりたい」。2008年、4度目の来日を果たした彼女からのリクエストは、まず京都で実現しました。録音エンジニアは東岳志。彼の トンラウム ・スタジオや琵琶湖畔で、タラ・ジェイン・オニールと二階堂和美は文字通り産声を立てるようなセッションを記録していきます。自由な、どこまでも自由な音楽。そして、2010年、5度目の来日時に神戸の旧グッゲンハイム邸で2泊3日の追加録音。そうしてでき上がったのが本作です。 アーティスト:タラ・ジェイン・オニール&二階堂和美 タイトル:タラとニカ 発売日:2011年5月15日 フォーマット:CD パッケージ:A式紙ジャケット(シングル)/B4判インサート エッセイ:タラ・ジェイン・オニール、二階堂和美、福田教雄(日/英バイリンガル) Tracks: 1. Lullaby 2. Bell and Pop 3. Ruh Roh 4. Naturally 5. Nursery 6. Riceball 7. Thumb Drum 8. Kaheeloud 9. 4 Trains 10. Say Yah 11. Nikapella 12. Melodica Hall 13. Temple Lullaby 14. In Car 15.