泥茶会

深泥池のある日の風向風速情報を収録。
回転速度の異なる無音の送風機を東西南北に配置し、
音声の立体パンニングプログラムで風の強弱、風向をコントロールしました。
同時にアンビソニックでの録音も東西南北のスピーカーから再生し、
音と風のひとときを演出しました。
 
 
菓子 御菓子丸
茶・音 武田真彦
風・音 東岳志
席主・布染め 林智子
写真 琴音
 
京都芸術センター 主催
【第159回明倫茶会「泥茶会」】
開催日時:
2024年5月25日(土)
会場:
京都芸術センター 講堂
アーティスト、林智子とともに“泥の世界に迷い込む茶会”
京都芸術センターでは2000年の開館以来、様々な分野で活躍する方々を席主に迎え、それぞれの個性でおもてなしをする「明倫茶会」を開催してきました。第159回明倫茶会「泥茶会」では、席主として京都を拠点に活動するアーティストの林智子(はやし・ともこ)氏をお招きします。
京都の芸術系大学で染織を学んだ後、ロンドンに渡り、先端的なテクノロジーを援用しながら、人と人との間に生じる感覚やコミュニケーションをテーマにする作品を制作してきました。その後、アイルランドやスコットランドなどでの滞在を経て京都に戻った林は、豊かな自然と歴史に触れ、人の内なる自然と外に広がる自然とのつながりに意識を向けるようになります。
現在開催中の展覧会「そして、世界は泥である」では、京都の上賀茂にある深泥池で林が出会った泥の世界を、視覚、聴覚、嗅覚、触覚で追体験することができます。本茶会では、御菓子丸の主宰 杉山早陽子氏が生み出す「泥」をモチーフにしたお菓子とともに、展覧会では扱いきれなかった「味覚」を体験する空間を、サウンドエンジニアの東岳志氏と煎茶に造詣が深い武田真彦氏と創出し、 参加者を泥の世界へ誘います。
展覧会「そして、世界は泥である」と明倫茶会「泥茶会」により芸術センター内に創出される泥の世界をお楽しみください。
 
 
【京都芸術センター主催展】
展覧会名:林智子「そして、世界は泥である」
会期:2024年3月30日 (土) -6月9日 (日)
10:00ー20:00
休館日: 5月7日、6月4日、5日
会 場:京都芸術センターギャラリー南・北及び2階廊下
 
 
泥茶会